ふと見つけた、
となりの姉妹。
長野まゆみさんの著書なので、やっぱり同性愛?なんて思ってしまった。
普段から先入観を持たないように気をつけているけれど、やっぱり先入観で手に取ってしまう自分。
人の心なんてよめないので、そんな事を書かなくても良いのに、正直に書くので素直な自分だと思ったりして。
となりの姉妹は、素朴な日常と、ちょっと不思議な出来事が合わさった、
ファンタジーです。
主人公は言うまでもなく、佐保ちゃんだと思う。
全て佐保ちゃんの視点から、一人称で佐保ちゃんを取り巻く人々の状況が綴られています。
事流れ主義の佐保ちゃん。
ネコをひいちゃったよ。
顔面蒼白で猫を轢いたと言う兄。
佐保ちゃんは母と一緒に見に行ったんです。
ねぇ、これのこと
ぢゃないの。
そこに転がっていたのは、石榴の実だった。
ちに点を付ける文章は漫画のツッコミみたいだけど、
長野まゆみさんの文章の特徴なんですね。
父、母、兄、義姉、甥、そしてとなりの姉妹は、一見個性的のように見えて、よく考えてみたら割と良くみかける人達。
割とありがちな日常を、佐保ちゃんが語ります。
特に大きな事件は起きないけど、何気ない日常から、何気ない風景から、何気ない場所から、思いがけない
ファンタジーがひそんででいる事を教えてくれます。
迷信や言い伝え、ふと周りを探せば神社があったり、小ちゃい鳥居だけがポツンとあったり、祠があったり、お地蔵さんが祀ってあったり。
でも気に留めなければ、ただの建物なのかもしれないけど、そこに存在するのは何か
いわれがあるからなんだと思う。
そして
いわれがあるから、span style="color:#0000FF">
ファンタジーになりえる。
昔からの風習で、大根だったり、人参、白菜などの食物や自然現象の神様が存在して、ある時期が来ると神様を崇めるためにお祭りがあります。
大根の神様、白菜の神様、有名なのが川の主や沼の主、山の神ですよね。
いわゆる
八百万の神。
8,000,000も神様がいる。
それだけ
ファンタジーになりえる。
文明が発達した現代では、神様なんて信じないというよりかは、特に気にしないかもしれない。
迷信をよく聞くけど、やっぱりあまり気にしないかもしれない。
でも日常、周りに目を向けていると、意外と近くに不思議な世界の入り口があるんだ。
そして周りにいる人達は、きっと何かの縁があるから、近くにいるし近くに来るんだと思う。